介護ブログ

【高齢者あるある】細かい作業から遠ざかる

高齢者に近づく自分
高齢者介護施設で働き高齢者の不便を助けていました。
漠然と、不便といった結果だけを見て、介護といった技術を使っていました。
ふと、自分が高齢者に近づいて気が付いたことがあり、この不便さはどこから来るのかを分析して備忘録で残しています。

 

アセスメントあるある

ケアマネ時代に、施設入居前にアセスメントを取りにご本人面談を行います。

過去の履歴で、物を作っていたけれど年を取ってからやらなくなった・・・

そういうヒアリングが多くありました。

編み物をしていた

絵を描いていた

生け花の師範

「それならここの施設に入ったらレクリエーションでやってますよ!」

という事もあったり。

または、それをきっかけに新しいレクリエーションの場を設けたり。

でもね、なかなかできない現実。

 

出来ない要因:高齢者施設側のあるある

入居前に介護施設でレクリエーションやリハビリをやっているかどうかをチェックしているご家族が多いはず。

なのに、実際入居してみると、想像と違った。という話をよく聞きました。

介護施設として、レクリエーションやリハビリは行っていても、個人を満足させるまではなかなか行えていないのが現状ではないでしょうか。

 

出来ない要因:高齢者あるある

高齢者になると、老化により様々な機能が落ちてきます。

兎角、細かい物を扱う作業について、時間を要するようになり、諦め、避けるようになり、嫌いになるといった無気力な時間が増えてきてしまう。

細かい作業をやらなくなるきっかけについて身をもって実感しました!

つい先日の話。

知人が「ピアスを作る」と言っていたので、過去に自分も作っていた事があり、

「材料が残っているよ!あげるよ!」

なーんて言って、ケースを開けてびっくりした。

材料がすごく細かい!!!

これを使って、ピアスを作っていたのか!自分!

一緒に浅草橋に行って、ピアスのパーツを見たらまた作りたくなったけど、選ぶパーツは

「これじゃあ小さくて見えない!」(視力の低下)

「こんな小さいの持てないっ」(指先への神経伝達)

と小さい事が大きなハードルになり・・・(笑)

それでもどうにかパーツを選択し、出来上がりましたが

完成までも、途中でパーツを落として見つけられなかったり。

小さな輪を開いて、パーツを引っ掛け、輪を閉じて・・・なかなか閉じられなかったり。

そしてまた落として、組み合わせがバラバラになったり

時間もかかり、座る時間が長くなり腰も痛くなり

一個作るのに時間がかかる

と言う事は、集中力が必要な時間が長くなる

目を酷使する時間も長くなり

完成した結果に対しての、要する時間と労力があまりにも多すぎる。

更には、高齢者施設に入居しているみなさんは、介護職員の手を煩わせるということで気を遣い、細かい作業に対してもどんどんと行わない方に拍車がかかってしまう・・・

 

手作業は大事

手を使って、物を作ることはマズローの精神的欲求を満たせるとても良い事です。

そして、心の豊かさを得て、心穏やかにする事は、脳への影響も良いはずです。

『細かい』作業は出来ないと切り替えて、今までやってきた『細かい』事を、サイズを変えて行い続けましょう!

手助けをしてもらって作業をするのも一つの手段ですが、手作業している時は一人で『集中』して行う時間が多いのです。

無理なく、結果が出せる物が作れるように、準備は周りが手助けです!

 

 

QOL(Quality of Life)を求めて

この言葉に感銘を受けて、介護を続けてきた自分でしたが、ここ数年でこの言葉は死語になりつつある・・・とても残念です。

高齢者施設は、監獄ではありません!

生活の場で、有料の老人ホームは家です。

いつでも監視されている、管理されている、時間の自由がない、そうは言っても、一人で暮らすには不安な事がたくさんあって、そこをカバー出来る集団生活でもあります。

ただ、病院ではないので、彩はあって良いよね。

フラワーアレンジメント教室をやろうと決めたのも、入居している高齢者を思っての事です。

施設の生活に、華のある生活を求めて良いですよね!!!

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